重力は連休最終日の夜から翌朝にかけて増加する

明日は出勤日だ。気持ちが重い。これと言って誰かに詰められるだとか
重要な会議があるとかそういった気持ちの重くなるような要素があるわけではない
ただ、朝起きて、朝食をとり、出社して自分の仕事を片付けて、帰宅するそれだけだ
しかし、私の気持ちは重い。
体まで重いので、「おや、私の体重が増えたのか」と思ったりもしたのだけど
体重は変わっていない。増加しているのはきっと、地球の重力加速度の方がろう。

私は仕事が嫌いだ。仕事は私から気力を奪う。
気の合わない同僚と、混沌としたプロジェクト、常に集中力と判断力とコミュニケーション能力が求められる現場。
私には集中力も判断力もコミュニケーション能力もない。
ないものを無理やりひねり出そうとしているのだから、
うまくいくはずもない。そうするたびに心が削られていく。

仕事を辞めてやろうと思うのだけれども、
辞めてどうにかなることでもない。
どのような職場でも、少なからずミスをせず、適切な判断を行い、皆と協調しながら仕事を進めていく必要があるからだ。私にはそれができない。

将来への展望もなく、ただその日を耐え忍ぶ。
あとどのくらいこれを続けることができるのだろうか。
続けることで何か意味があるのだろうか。
そんなことは誰にもわからない。
確実に言えるのは、明日なんてものは来なくて問題ないということだ。